男女の縁とは、どこで、どのように結ばれるのか全く分からない。
摩訶不思議で、おもしろいものである。
いにしえの昔より男女の仲は、計り知れない運命の「赤い糸」で結ばれていると言う。唄の詞にも縦の糸は貴方、横の糸は私。逢うべき糸に出逢えることを人は仕合わせと呼ぶとある。正にその通りである。
さてさて、日々この糸を手繰り寄せる手伝いをしているのでが、どこにどう継っているものやら繋がった先が見えない。辿りつかない。
お節介者が絡まった糸をほぐす中、都々逸(どどいつ)が聴こえる「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて・・・」
糸の取り扱いを怠ると何とも元も子もない話となる。
神無月(出雲では、神在月)になると八百万の神々が集まり、翌年の縁組が決まると言う。一組でも多くの祝言が整いますよう祈願するのである。
Salie
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